「冬ソナ」で一人勝手に思うこと

今朝ラジオで「冬ソナ」の完全版DVDが発売される、と言っていた。まだそういうものの需要があるんだなあ、とちょっと驚いた。

今年はキムサムスンに始まり、韓国ドラマに目覚めた(?)1年だった。これはフジテレビのお陰である。カットが多いのは韓流ドラマファンには不満の向きも多いようだが、地上波で放送してくれて、私などには「コマオー」である。

約1年幾本かのドラマを観てきた。ファンの方々からしてみれば物の数ではないが、こう観てくると、なぜにその冬ソナがあんなにブームになったのか。やっぱりさっぱりわからない。つまり私にとっては冬ソナよりもずっと面白いドラマがあったからだ。冬ソナがブームになっていた当時、私がいた職場の女性たちもかなり熱が上がっていた。私も観てはみたものの、何がどういいのか、わからなかった。病気になって再放送を観て、音楽と景色がいい、と思った程度で、ドラマ自体も好みではないし、役者さんたちに特段惹かれるものもなかった。

私の好みで言えば、ただ今放送中の『1%の奇跡』などは好きだ。2003年の作品。悲惨な中身がひとつもない(人の恋路を邪魔する奴はでてくるが)。交通事故、不治の病、出生の秘密(これが韓国ドラマに多いパターンだと知人が教えてくれた)といった、ややこしい話はない。

お互いの欠点を認めあって、足りないところをカバーしあい、共に成長する、という恋愛観とか、親子、兄弟のほのぼのとする情愛とか、そんな忘れていたことを思い出させてくれる。それでいて説教臭くない。10月ごろ放送していた『アクシデント・カップル』もそういう温かさを伝えてくれた。

どうして冬ソナがあんなブームになったのか。あの年の年末の歌舞伎座では劇中でパロディまでしていた。あの時日本人はああいうドラマやペ・ヨンジュン氏的な何かを求める状況にあったのだろうか。たとえば、小泉フィーバーに疲れはじめていたとか、そういうこともあるのだろうか(それはないか)。