『アフターエイト』とシーボム・ラウントリーの思い出

昨日の開会式で、K・ブラナーが演じたのはイザムバード・キングダム・ブルネルという偉大な人物だったそうだ。ネットで知った。

産業革命時代に鉄道を建設、設計していたエンジニアで、英国のもっとも偉大な100人では2位だそうである(Wikipediaより)。

ショー仕立てでの、英国の歴史を開会式でみていて、ここまで(というのはのどまで)出ているのに固有名詞がでてこない英国人とチョコレートの名前があった。今朝やっと思い出した。シーボム・ラウントリーとアフターエイト。

シーボム・ラウントリーは、英国で大規模な貧困調査を行った、社会改革者であり、産業資本家でもある(英語版Wikipediaより)。

彼は有名な英国のチョコレート会社、ラウントリー社の創業者一家の息子だが、労働者の待遇改善に取り組み、貧困調査を行い、貧困が個人の問題ではなく、社会の問題、と考えた、歴史に残るこれまた偉大な人である。

この間の生活保護問題などを見聞きしても、日本の政治家や著名人には、貧困を自己責任と考えている人が少なくないことを知った。英国の福祉の歴史を、ディケンズなどの小説でも読んで、勉強してもらいたいものである(なんだか偉そう。私もこれからもう一度勉強しよう)。

アフターエイトはそのシーボム・ラウントリ―の父親の父親が創業したラウントリー社が作っていた有名なチョコレートのひとつ(いまはネスレに吸収されたらしい)。日本でもおなじみのキット・カットもラウントリー―マッキントッシュ社(吸収合併した)の製品だ。

アフターエイトは私の思い出のチョコレートである。社会事業の講義の時に教授がクラス全員に配ってくれて、ラウントリーの貧困調査の話をしてくれたのだ。食べ物の力はすごい。30年以上たっても覚えているのだから(って、名前をしっかり忘れていたけれど)。

アフターエイトという名称は、英国人が8時に夕食をおえて、その後ティーと共にこのチョコを食べるということに由来するらしいともその時聴いた記憶がある。

そんなこともあり、スーパーでみかけるたびにアフターエイトを買っていた時期もあったが、私にはペパーミント味が強すぎて、好みではなかった。好きな人は好きらしい。最近はとんと見ない(というか私が外に出ないのだが)。