コンビニの接客態度に仰天。

週に何度かコンビニに行く。以前はコピーを取るかミネラルウオーターを買うくらいしか寄らない場所だった。母が亡くなりなんの気力もなくなったころから、夕食は、外食(といっても決まった店)、コンビニのおにぎりなどを利用するようになった。


この夏は調理する気力が失せ、家で火を使っての調理なんてとんでもないという日がたびたびあり、とうとうコンビニの弁当に手が出るようになった。これってCS的にはかなりよくないことである。

弁当に食指が動いた理由はもうひとつある。今年になってかつての主治医N医師と電話で話したときに「わしは最近コンビニの弁当を食べるようになったよ」とおっしゃる。「ええええええ」と悲鳴をあげたら「ああいうもの時々は食べたほうがいいと考えるようになった」と言うではないか。なら私もそうしようと調子のいい私はすぐ思った。

とはいえN医師はCSではないからなあとも思うが、コンビニ弁当も食べられるようにしておかなくては、これからの老後は乗り切れない、ともうすうす思い始めていたところでもあり、買って食べて慣れようということにした。

それで暑い日でぐったりして火なんて使えないという日は、夕方になると、そろそろと家を出て、コンビニ弁当を買うようになった。


行くコンビニは決まっている。近い場所に2件あるが、弁当を買うのはひとつに決めている。女性の店員さんたちはみんな感じが良い。空いているときはちょっとした会話もするようになった。

ところが、男性陣3人。そのうち一人はとっても感じのいい親切な人なのだが、あとの二人が接客はまったくだめ。マニュアル通りの挨拶はするが愛想はない。ぶっきらぼう。お決まりの「箸いりますか」「スプーンいりますか」の問いかけに「要りません」と必ず答えるのに、家に戻り袋開くと必ず100%箸が(スプーンのときはスプーンが)入っているという仕事の仕方。

ぶっきらぼうで愛想がない、対応が雑なうえに、答えたことも聴いていないという散々な接客で、レジに並んで二人のうち一人がその二人のどちらかだったら「そこにあたりたくないなあ」と思うようになった。けど、まあ、コンビニだし、こんなもんかと思って、我慢していたし、そのうち慣れてきた(習慣の恐ろしさ)。

ところが、昨日はこれまでのそんなうっぷんの蓄積が爆発する事態となった。

例のポイント還元が関係する。キャッシュレスで買えば2パーセント戻るということを学習した私。コンビニではスイカを使おうと決めていた。ところが、間抜けだから、昨日は残金が不確か。チャージをしておかなかった。それで、カードを使うことにした。

クレジットカードをコンビニで使うのは生まてはじめてだ。買い物をしてレジに並ぶ。みているとスマホで決済する人が圧倒的に増えている。番がまわってきた。

その不愛想ぶっきらぼうの男の片方にあたった。「これでお願いします」とカードを差し出したら、すでに不満げな様子。どうも私が嫌いらしい。「そこに差してください」と言う。いかにも面倒くさそうな態度。どこに差すのかも分からない私は、やっと差込口みつけて「ああここ」と差しこもうとしたところ、その店員が「逆」と言う。カードの差し込む方向が逆だったのだ。

「ぎゃーくう」と下に下がるその言い方。この音声を文章にできないもどかしさよ。いかにもカードの差し込みも「わかんないのか」という強弱の使い方で「逆」という言葉の中に「ぼけ」という意味が込められている感じ。私はと言えば、はじめての機会でおろおろしたうえに「ぎゃくー」と店員に言われて一瞬固まってしまった。

なんで、病気になって、身寄りもない、初老の人間が、ここで叱られる?

その場で「<逆です>でしょう?」と言えればよかったけど、杖をついて大きな帽子かぶってマスクして「○○さーん、○○さーん」と呼ばれていたあの女性と同じ風体の私だから、ここでへんに目立っても嫌だという意識が働いた。おずおずと帰ってきた。

が、帰り道にその「逆」が頭の中でこだまし、ふつふつと怒りは加速。頂点に達した。いままでの積み重ねがある。堪忍袋の緒が切れた。レシートにある電話番号に電話した。「責任者」という女性が電話口に出た。この顛末を話した。

女性は丁寧に謝罪してくれて「私たちの教育が悪く申し訳ありません」と言いつつ「いつも注意をするのですがなかなかあらたまらい」というようなことも溜息交じりに語る。

「そちらのお店、女性の方々はみなさんとっても感じがいいですよね」「ありがとうございます」「なのに言っちゃ悪いけど、あのメガネのお二人がいっつもぶっきらぼうじゃないですか。それはお店の方だってわかっていると思うんですよね」「はい」。「それでも失礼だけどコンビニってこんなもんで必要なものが買えればそれでいいやと思ってそこはスルーしてきたんですよ」。

「だけど、今日の、カードを初めて使ってやり方わからない客に店員が「逆(ぎゃくうう)」と「です」もつけずに怒られるみたいな言われ方して、「あれはないわー」。「ありえません。当然です」と平謝りだった。

まあ私もモンスターにはなりたくない。けど、言うときは言わないといけない。一度や二度じゃないし、お店でも再三注意しているっていうのも、さもありなん。やっぱりそうか、てな感じだ。

「これからもお気づきのことがあったらなんでもおっしゃってください。こういう風に言っていただけると有難いです」と言ってくれて、一応怒りはおさめた。

キャッシュレス、ポイント還元についてきた負のおまけか。高齢者が増えてその人たちが孤独からモンスターカスタマーになっていると揶揄する記事も見かけるが、店員がきちんと接客できないということが、事実としてあるということも言っておきたい。