韓流ドラマ回顧

着ていく当てもないのに夏服出す。昨日からパジャマも半そでだ。一昨日まで湯たんぽ入れていたのに、だ。自粛生活の連休。頭だけは連休にしようと思ったのに、一昨日夜メールで事業報告書の提出と締め切りを告げてきた。

昨日1日書いていた。今日から頭だけでも連休に戻そう。

とにかくいまテレ東で放送している朝の韓流ドラマ『マイ・ヒーリング・ラブ』のヨン・ジョンフンに癒される。素敵すぎる。ほれぼれする。たんなるイケメンというのではなく、表情の豊かさと仕草、立ち姿の美しさが魅力だ。

母と対するときは息子の顔になり、5歳の子どもに接するときはパパの顔になり、恋する人に会うときは恋する人になり、という具合に、表情や何気ない仕草を見事に使い分ける。

背が高くてスーツが似合う。家でくつろぐときのファッションもいい。スタイリストがいいのか。「かっこいいんだけどあのファッションはなんだ?」というのが韓流ドラマにはよくあったけど、それがない。

しばらくぶりで素敵な人をみる幸せ。振り返ると、闘病後のわたしはその時その時で韓流ドラマに救われてきたのであった。

それでわたしの韓流回顧。

まずまったく何もできない状態だったわたしが、おぼろげながら、在宅仕事をするようになったころに地上波放送をしていた『わたしの名前はキムサムスン』にはどんなにか励まされた。先がまったく暗闇だった私にエネルギーと笑う時間をくれた。キム・ソナ&ヒョンビンは永遠のベスト・カップルだ。

チェ・ジフンとユン・ウネの名作『宮』も面白いドラマだった。主題歌のperhaps loveはたぶんカラオケに行ったら歌える。クォン・サンウのカッコよさを教えてくれた『レディ・プレジデント大物』、ドラマの中身もOSTも抜群の『わたしの期限は49日』(これについては過去記事に感想を書いている)。

若き日のキム・ボムの魅力満載の『恋愛マニュアル』なんていうのもあった。その他フジテレビが数々放送していた時はぜんぶみていた。フジが韓流から手をひいてからは、わたしも韓流から撤退したけど、テレ東が朝韓流ドラマを放送していて、そこでも結構面白いものをみた。

父子の絆が涙を誘う『製パン王キム・タック』、ハン・ソッキュの『根の深い木』はミステリーで見ごたえあった。『チャングム』や『善徳女王』などの時代劇の名作もテレ東でみた。

韓流ドラマからなぜに救われたり、力をもらったりするのか。わたしにはわからないけど、ひとつ思うのは、ふだんの生活では体験しない感情を揺さぶられるところか、と思う。韓流の定石であるところの、出自の秘密、家庭の秘密、病気と事故、貧困、そして恋愛といえば、貧富の差があったり、実は血のつながらない兄妹でした、みたいなもののオンパレードだ。シンデレラとロミオとジュリエットを足して二で割ったような話が多い。

困難乗り越えてやっと結婚しましたと嫁いだ先では、嫁いびり地獄が待っている(韓流の嫁いびりに比べたら、渡鬼のそれなんて軽い軽い)。ドロドロもやもやで感情を嫌というほど揺さぶられる。ばかばかしいなと思いながら、手に力が入ってしまう。

それに比べると、日本のドラマはドライでクールだ。洗練されている分こころを揺さぶられない。ヒューマンな感動ドラマはあっても、心かき乱されるような嫉妬の渦まくドラマはあまりみたことがない。

その感情渦まくところが、非日常的であり、でもほんとうはそういうドロドロをわたしなんて抱えているのであって、その抱えきれない部分を、取り出してみせてくれるのが韓流ドラマだ、とわたしは思っていて、それがいいんだろう、と思う。

久しぶりに、韓流ドラマのブログを漁ってみたけど、10年前に比べたら、ずいぶんと少なくなった。ファンの書くブログが格段に減った気がする。以前よく読んでいたブログを再訪してみても、記事が更新されていないまま数年たっているのが幾つかあった。「ブームは終わった」をなんとなく感じた。

今朝は、ラジオでブラームスのバイオリン協奏曲が流れる。これ3楽章が有名だけど、1楽章の堂々としたところに甘いメロディーが入る。そこがなんとも美しい名品。やっぱりクラシック音楽は全楽章通して聴かないとだめ。