韓流ドラマ『マイ・ヒーリング・ラブ』で飽和状態。

この2か月どっぷりその世界に浸って現実逃避にこれ務めていた(?)韓流ドラマ『マイ・ヒーリング・ラブ』。最終回をみて、最後の感想を書くつもりだった。

ところが、最終回後は、ツイッターを読み、韓国のMBCのサイトまで飛んで、メイキング映像などまでみていたら、情報過多になり、飽和状態となり、書けなくなった。

お前が書くことなくなっても誰も困らないよ、という声がほとんどだと思われるので、仕事も書き入れ時だし、ちょうどいいか、というところでもある。

でも、このドラマにすごく「助けてもらったなあ」としみじみ思う。4月7日から東京は緊急事態に入った。もともと在宅ワークなうえに、そもそも外にでないようにしている病気の人間だったので、このことにより、そうは大きく生活は変わらなかったけれども、外にでるときの緊張というと、それはそれはたいへんだったし、毎日毎日の報道、いつもと違う世間、みえないものへの恐怖みたいなものには(いまも)縛られる。


そんな状態の時に、このドラマで毎朝をしのげたことは、精神的にどれだけ癒されたかわからない。まさしくhealingな作品であった。緊急事態が解除された時期とほぼ同時期に、このドラマも終盤となり最終回を迎え視聴終了。ドラマから離れがたい人間はインスタやらツイッターを暇を見つけては漁っていた。

そうしたら、主演のソ・ユジンさんという女優さんが、ご自身のインスタに日本語で「楽しんでくださってありがとうございました」という主旨の挨拶を書いたから「マイ・ヒーリング・ラブ民」は歓喜した。

わたしはといえば、本国MBCのサイトで、そのソ・ユジンさんと、みながときめいた「キラースマイル」の持ち主ヨン・ジョンフンさんが、パーティでワルツを踊るリハシーンをみて「うわ~これシナトラだわ!」となっていた。

日本での放送では、このダンスパーティ・シーンは主題歌が流れた。けれど、本放送ではシナトラが歌う『ムーンリバー』で二人は踊っていたのである。なんで変えた?版権とか著作権関係なのか?

それはともかく、このシナトラがまたいいのだ。ネルソン・リドルの編曲で、最初はギターのみの伴奏で歌い、その後からオケが入る。歌唱はまさしくシナトラ節。一般にはたぶん『ムーンリバー』といえば、アンディ・ウィリアムスでの歌が知られているだろうけど、シナトラはさすがの良さ。

けっしてソーシャルダンスに「ぴったり」とは言えないけれども、ふたりの雰囲気とあっているのだ。

さらに、このシーンでは『ムーンリバー』を使ったほうが、その後の二人の会話が生きると納得でもあった。ダンスの後ふたりは思い出話をする。「小さいころふたりで月に行こうという話をしたよね。覚えている」みたいなセリフなんだけど、この二人のかゆくなるような会話にうまくつながる構成。このダンスシーンは『ムーンリバ―』でなければならなかったはずである。

もっと言わせてもらえば、

ふたりは血がつながっていないし、戸籍は抜いたとはいえ、世間的には(大財閥だから)兄と妹と認知されているという理由から、祖母と父から、ふたりの恋愛は大反対される。

それでいったんは別れて男性は香港に行ったりなんだりするのだが、最後は一応ハッピーエンドだ。しかし、反対はされたままだから、その先周囲の反対や社会の目をどう二人は潜り抜けるかというのはこちらの想像にゆだねられて終わる。

そうなると、またこの曲の歌詞が意味を持つような気がする。

Frank Sinatra – Moon River
https://www.youtube.com/watch?v=dhKREP12E1k


Moon River by Johnny Mercer.

Moon River, wider than a mile,
I'm crossing you in style some day.
Oh, dream maker, you heart breaker,
wherever you're going I'm going your way.

Two drifters off to see the world.
There's such a lot of world to see.
We're after the same rainbow's end
waiting 'round the bend, my huckleberry friend,
Moon River and me.

作曲は言わずと知れたヘンリー・マンシーニ。

最後までよくできた話だったのに、なんで差し替え? しかし、なんでこんな熱く語る?→わたし。