まっとうな回答だ!(人生相談より)。

去年の記事だけど、精神科医(元衆議院議員)水島広子さんによる「人生相談」への回答が、まっとう。相談者さんは52歳で天涯孤独になった。わたしは53歳で天涯孤独となった。

回答から一部引用すると
孤独感を軽減するためには、人との関わりを求めるのではなく、現在へ集中するのだ、と考えれば何歳になっても、形は「一人」でも、感覚は孤独にならないと思います。


元記事はこちら。
「親と死別、友達もいない 孤独と不安に立ち向かうには」(日経電子版)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO50457070R01C19A0000000/

同世代で、ほぼ同じ境遇。同様の不安を抱えていたわたしだが、この方と違うのは病で退職したというもうひとつの喪失感を抱えていたことと、その病気からいまだ回復できず病と症状を抱えながら暮らしていること。

たいていこの手の問題でのネット記事は結局年齢によっては「婚活」への誘導だったり、友達を作るためのどこかの何かへの「参加」を勧めるものがスタンダードな回答、反応、記事づくりである。

水島先生の回答のミソは「孤独感」(の軽減)を人とのかかわりに求めない、他者頼りで解消しない、ということだろう。この本質を回答してくれる人が案外いない。孤独は他者といるから軽減、解消するものではないのは自明。

それから、孤独感というのはあくまで「感覚」なのだから、「感覚」に作用する「現在へ集中」とする発想の転換もポイントだ。この「現在へ集中」はマインドフルネスストレス軽減法でいう「いま、ここ」とも共通するように思う。

きのうも夕方から急に具合が悪くなり、ぐったりして、そのまま寝てしまった。夜中に目が覚めて「死ぬときは人に迷惑かけちゃうな」とか、「この先このからだで生きていてもなあ」「家族がいるわけでもないしなあ」などなど頭に浮かぶ。

こういうときは「今に集中」であり、「目の前のできること」を考えるようにする。具合悪いから「寝る」もそのひとつだし、マインドフルネスで教わる呼吸もそうだ。